2013年4月13日土曜日

アメリカの大手チェーン薬局:Vol.3

前回の記事中、「予防接種の種類もこれまた豊富で、これについては次回の記事にパス」で、今回にパスされてきたアメリカの大手チェーン薬局での予防接種について
そもそも、薬局で予防接種が受けられるって、凄いよね
当然、投与は薬剤師が行うのである
と言っても、薬剤師であれば誰でもと言う訳ではなく、アメリカ薬剤師会が提供するトレーニング用プログラム(アメリカ薬剤師教育協議会(ACPE)の認定した研修プログラム)を修了し、認定証を取得した薬剤師である。
そして、医師とのプロトコールあるいは処方箋により、現在全州で薬剤師による予防接種が可能なんだって。
ただし、投与可能な予防接種の種類と投与対象年齢は州により異なり、ちっちの住むCalifornia州では両者とも制限は無いよ。

参考までに、以下のサイトのURLを載せるね。

アメリカ薬剤師会
http://www.pharmacist.com/

Pharmacy-Based Immunization Delivery
http://www.pharmacist.com/pharmacy-based-immunization-delivery

Pharmacist authority to immunize - by type of immunization
http://www.pharmacist.com/immunization-center


各薬局で取り扱われている予防接種の種類は、どこも大体以下の通り(であるが、上述の通り、受けられる予防接種は州により異なる)。
ね、豊富でしょ
Walgreensでは更にPolio(ポリオ)、Rabies(狂犬病)、Typhoid(腸チフス)、Japanese Encephalitis(日本脳炎)、Yellow Fever(黄熱病)といった海外渡航者用の予防接種もあるよ。

・Chickenpox(Varicella):水痘
・Influenza (Flu):季節性インフルエンザ
・Hepatitis A:A型肝炎
・Hepatitis B:B型肝炎
・Hepatitis A/Hepatitis B combined
・HPV(Human Papillomavirus):ヒトパピローマウイルス
・Meningitis(Meningococcal):髄膜炎菌
・MMR(Measles, Mumps and Rubella):麻疹、おたふく風邪、風疹
・Pneumonia(Pneumococcol):肺炎球菌
・Shingles(Herpes Zoster):帯状疱疹
・Tetanus/Diphtheria/Whooping cough(Td & Tdap):破傷風/ジフテリア/百日咳

なお、Tdは破傷風とジフテリアの二種混合ワクチン、Tdapは破傷風とジフテリアと百日咳の三種混合ワクチンの事である。
Dtapは日本でも使われている子供用の三種混合ワクチンであるが、Tdapは大人の追加免疫用(通常11or12歳以降)の三種混合ワクチンで、ジフテリアのトキソイドの含有量がDtapより少なく、現在日本では使われていない。

以下は、各薬局で実施している予防接種についてのサイトのURL。
CVSのサイトには、CDCが出している各予防接種についての資料も載っているよ。

CVS Vaccination Services
http://www.cvs.com/promo/promoLandingTemplate.jsp?promoLandingId=getvaccinated

Walgreens Immunization Services
https://www.walgreens.com/pharmacy/immunization/immunization_index.jsp

Rite Aid Flu Shots & Immunizations
https://www.riteaid.com/pharmacy/services/immunizations

2013-04-13 07:43

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