2013年5月31日金曜日

こちっちの湿疹

先月中旬にBerkeley Marinaへ行った時から、こちっちのおでこにちらほらっと出来てた湿疹(写真)。
屋外での外出時間が長い時ほどこの湿疹は出来やすく、この近辺では快晴の日が多いので、その後も出掛けるたびに湿疹が出来ていた。
最初は汗疹だろうと軽く見ていたが、手持ちのゲンタマイシン硫酸塩の軟膏を塗っても一向に治らないので、何だろう?と思っていた。
ただ、決まって長時間屋外にいた時に出る現象だったにしては、日光を浴びた腕や手の甲といった他の部位にはこの湿疹は出来ず、汗が出る部位だけであり、日光アレルギーと考えるにはちょっと違うようにも思えた。
また、ゲンタマイシン硫酸塩で効かなかったので、手持ちのステロイド軟膏(プロピオン酸デキサメタゾン)を塗ることも考えたが、こちっちにはキツイかな、と思い、塗るのをやめとくことにした。


結局、ファミリードクターに診てもらうことにし、もらったのはステロイドのハイドロコーティゾンクリーム(英語発音だとこう。ヒドロコルチゾンクリームの事)。
しかも、2.5%
アメリカは濃度が高いですねぇ


あと、日光アレルギーかもだから市販の抗ヒスタミン薬のダイフェンハイドラミン(先程と同様、英語だとこういう発音なんだな…ジフェンヒドラミンの事だよ)を飲んどいてね~、ってことで、Walgreens brandの子供用シロップ剤(有効成分はジフェンヒドラミン塩酸塩)を購入。
既存ブランドのBenadrylより約3ドルも安かった
アメリカの子供用市販薬は一部チュアブル錠があるものの、シロップ剤が多く、大抵はグレープ、チェリー、バブルガム等のアメリカンな味が付けられているよ。


こちっちは3歳なので、1ティースプーン(=5mL)を一日一回服用。
添付のカップに予め目盛りが書いてあり、飲ませるのに楽な仕様になっているね
バブルガム味なので、こちっちはジュースと勘違いしてた
「もっと飲むー!」とゴネていたけど、薬なのであげられましぇ~ん


これらを塗って飲む事数日後、綺麗に治ったよ


ちなみに、Walgreensの広告冊子(写真左)では、春になると陽射しが急にキツくなるので日焼け止め対策商品の広告をこんな感じで出していたよ(写真右)。
で、写真右の画面右下をよく見ると…


普通にWalgreens Brandのハイドロコーティゾンクリーム1%が売っているねぇ
日本の処方箋医薬品並みの濃度だね、うん


2013-05-31 05:57




こちっちちゃんの湿疹が治ってよかったです。わが家でも娘達はダニに食われたり、謎の湿疹が出現したりと肌トラブルは大きくはないもののよくあります。私は隣町に腕利きのママさんドクターがいるので、いつも困ったらお世話になっています。しかしアメリカはハードな薬が市販されているのですね。こちらはベビームヒよりは良く効きますとプレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル0.3%(リドメックスコーワクリーム)というのを処方してもらいました。とにかく治ってくれるとやれやれですね
お互いに夏の肌トラブルラッシュをうまく乗り越えられますように。



ひろこさん

アメリカの市販薬は日本よりセルフメディケーションが発達しているので、日本では医療用のみしか使われない医薬品でもこちらでは市販薬で売っている医薬品が比較的多くあります。
しかも高容量で
ベビームヒも効く時は効きますよね。
確かに、こちっちがもう少し小さかった頃や単なる虫さされではこれで十分でした。
夏の汗疹対策…久々の日本の暑さに対応出来るか今から不安です

2013年5月24日金曜日

希少疾病医薬品の臨床試験

こっちで出来た知り合いの一人に、台湾人Pさんがいる。
ちっちの住むここAlbany(CA)は、留学や仕事で来ているアジア人が多い中、Pさん一家は今年で4歳になる息子さんY君の治療でここに来ている。
治療と言ってもただの治療ではなく、治験に参加するために来ているのである。

Y君は先天性疾患のムコ多糖症IV-A型の軽症型である。
昨年3月から来て、BioMarin社のムコ多糖症IV-A型の治療薬の治験に参加し、治験が行われているChildren's Hospital & Research Center Oaklandへ毎週通っている
今年の6月付近で一区切りつくそうであり、その後は一度台湾へ戻り、半年置きに検査のため(10間程度の滞在)アメリカへ来なければならないそうだ。

その話を留学男としてた時、留学男が「(わざわざ台湾から来てるのに)プラセボに当たった場合はどうするんだろ…???」と聞いてきた。
確かにそうだけど、それはちっちにとっても疑問であり、その辺りをどのように考えて治験に参加したのか、後日Pさんに訊いてみた。
答えを聞いて驚いたのは、その治験では5歳未満の子供は被験薬のみでプラセボは使われない、ことであった。
通常、臨床試験に使われる対照にはプラセボ、用量、実薬、無治療等があるが、アメリカではプラセボを対照とするのが原則だそうである。
ムコ多糖症にはI型~IX型の型があり、現在一部の型の治療薬しかない疾患であるので、Y君が参加している治験では、恐らく実薬対照試験ではなくプラセボ対照試験で行われるのだろうと思っていたが、年齢制限によりプラセボが使われず被験薬を投与される事がわかっていれば、参加する甲斐があるだろう。

しかし、プラセボを用いないという年齢制限があるんだ~?と不思議だったので、出張で開発の人と会う機会があった留学男に訊いてもらうことにした。
すると、アメリカと日本の臨床試験は基本的に同じであるが、希少疾病での臨床試験は年齢に関係なく被験薬を用いないといけない、という点が日本と違うそうである。
また、医師が偉そうにしているのと、そうでないの違いもあるようだよ(笑)
ってことは、アメリカではムコ多糖症IV-A型はそんなに希少ではない…のかな!?
あと、年齢制限ありきではなく、元々希少疾病なだけに患者数も少なく、通常の臨床試験方法が採れない、というのがあるだろうね。

BioMarin社のプレスリリースによると、この被験薬はVimizim (BMN-110、 elosulfase alfa)として今年の3月にFDAに、4月にEMAに承認申請された模様。
やはり日本は遅いのう…
以下はBioMarin社のプレスリリースのリンクだよ。
確かに、2012年11月のプレスリリースを見ていると、5歳以上の被験者ではプラセボを用いて試験を実施しているね。

2012年11月:http://investors.bmrn.com/releasedetail.cfm?ReleaseID=718462
2013年3月:http://investors.bmrn.com/releasedetail.cfm?releaseid=752598
2013年4月:http://investors.bmrn.com/releasedetail.cfm?releaseid=759055

先日Pさんに会って聞いてみたところ、Y君の体調は良くなっているそうで、治療の感触はまずまずな感じである。
早く上市されて、この疾患の患者のQOLが改善されるといいな

2013-05-24 01:38

2013年5月15日水曜日

Mother's Day 2013

先週の木曜日、こちっちがpreschoolから作品を持って帰ってきた。
そう、母の日のプレゼントである


結構ニクい作りになってて、可愛かった


夜になって、画用紙の裏にも何か書かれてあることに気付いたちっち。


こちっちよ、有難う

こちらは留学男がプレゼントしてくれた、ママ向けCalグッズ。
車のナンバープレーフレーム、キーホルダー、ステッカーの三点セット。
現在、ちっちの名前入りナンバープレートを注文中なので、それを中に入れて飾る予定
留学男よ、有難う


あ、余談だけど、アメリカのナンバープレートフレームは日本の車のナンバープレートには使えないよ

2013-05-15 09:51



2013年05月22日(水) 02:31 by テピア シード

ちっち様 おはようございます
今年初めて、JALを利用して北海道の
道南地区を訪問しています。
JALの機内誌によると、6月より
JALの制服がリニュアルします。

鶴丸好きの私は、楽しみです。
先日、路線の関係でブルーの飛行機会社を
利用したら、国内路線では、枕の貸し出しが
無く、ブランケットを2枚渡され枕の代わりに
して下さいとの事。
ブランケットは、あくまでブランケットであり
枕の代わりになりません。
訪問先のお客様宅で座布団を枕代わりに
利用するのと一緒だと思いやな思いをしました。
JALでは、枕の貸し出しがあり短いフライト時間を
快適に過ごせます。



感動です

一生懸命花びらを貼って、メッセージ書いて…

ママのこと思って作ったんだね

日本中の皆が温かい気持ちに包まれました

素敵な機内をありがとう!

p.sこちっちの字綺麗すぎ


テピアシードさん

こんにちは
コメント有難うございます
テピアシードさんのブログも楽しく拝読しております
道南地区の記事のラーメンを見て、無性に食べたくなりました(笑)
アメリカでもここカリフォルニア州はエコ意識が強く、意外とハイブリッドカーがちらほら走っています

制服以外にも機内エンタテイメントや機内誌等が順次リニューアルされるようですね。
やっぱりJALですよね~
青い航空会社は客に不便や不愉快な思いをさせてまで儲け主義な上に、JALに関して国交省にまで色々注文している思い上がった会社なので頭に来ています
昨年一時帰国時にやむを得ず利用した時は、2歳未満しかチャイルドシートを用意してくれない等の不便極まりないサービスでしたね
利用したくない航空会社No.1ですね

それはさておき、出張お疲れ様です


まつをさん

作品だけ見てると美化して想像しがちだけど、こちっちはまだ散らかし・分解専門なので、殆ど先生が作ってくれたんだと思うよ
メッセージは間違いなく先生だね
持って買ってきた直後に、花瓶とお花は解体されちゃったよ…
早めに写真撮っててよかったわ