2013年1月31日木曜日

急性感染性胃腸炎

年明け早々いきなりもらってしまったのは、年賀状でもお年玉でも何でもなく、流行りの急性感染性胃腸炎(いわゆるお腹にくる風邪)

1月6日の日曜日、いつになく朝食をたんまり食べたこちっちだったけど、案の定、お昼ご飯は食欲がなく、「気持ち悪い」と言っていた。
早めにこちっちのご飯を切り上げて、数口しか手を付けてない残飯はもったいないからと思い、ちっちが食べた。
そして、全員昼食を終えた後、ちっちがお皿を洗っていた時に、留学男と遊んでいたこちっちが嘔吐した(同時に留学男の悲鳴が響く…)。
こちっちは稀に通常の倍以上の量を食べて、その後嘔吐する、というパターンを過去指折りの回数やっていたので、今回もそれだと思っていた。
が、その後夕方までに5~6回嘔吐し、食べ過ぎにしては回数が多すぎるので、感染性か???と疑い始めた。
勿論、脱水症状になるといけないので、嘔吐の合間に電解質溶液を飲ませていたけど、胃内容物がなくなってきても嘔吐が治まらず、飲んだ電解質溶液も嘔吐してしまう状態になってきたので、点滴をしてもらおうとfamily doctorに連絡を取ってみた

すると、「もう胃液を吐いているならそれを止めないと~!確か手持ちで胃薬(過去に別件で処方してもらったカプセル剤のomeprazole 20mgのこと)持ってたよね?それの1/4をあげて!で、薬飲ませたら1時間は何も飲ませたらだめだよ!その後薬が乗ってきたら(吸収して効果が出て、嘔吐が治まったら)、少しずつ数時間おきに水分(電解質溶液)取らせて!薬は多分乗ると思うけど、万一乗らなければ、ER(Emergency Room)に行って!」と。
更に、「でも~、避けられるならERは避けた方がいいな。あれは大変だよ!!!こちっちにはキツいし、親も大変!!!多分今言った方法で何とかなると思うけど、また数時間後連絡下さい。」と。

この時点で夜の8時を越えていたので、取りあえず指示に従いカプセル剤を解体し、ざっと1/4の量を飲ませることに。
緑色のこのカプセル剤の中身を開けると、淡いピンク色の顆粒が(写真左右)。
ちなみに、袋越しで見えにくいけど、この緑色のカプセル剤には「MYLAN6150」と書かれてあるよ。


omeprazoleを飲ませて様子を見ていたら、薬が効いてきてようやく嘔吐が治まったので、それを先生に報告
最初の方針通り、夜中も数時間おきに水分を無理やりにでも取らせて下さい、とのことだったので、その通りにしようとすると、飲みたがらないこちっち…大声で夜中泣かれると困るんですけどねぇ…
でも、なんとか数時間おきに飲ませて一晩経ったあとは、養生食のバナナからスタート。

果たしてこちっちの嘔吐は何だったのか?
先生曰く、「最近そういう風邪(胃腸にくる風邪)が流行ってるから、食器も別々で、食器を洗うスポンジも別にした方がいいよ、でないと一週間かかって家族一周するよ~!」と。
え…嘔吐直前の残飯をしっかり食べたちっちはアウトじゃないですか
留学男もこちっちの嘔吐物を被っているので…最早、食器云々の問題ではなく、すでに体内に取り込んでいるってことじゃん、もしそうなら。
でも、嘔吐以外に下痢や発熱といった症状が見られなかったから、と思ったけど、やはり先生の言うことは正しかった。
こちっちの嘔吐から3日後の1月9日水曜日、ちっちと留学男もお腹を壊しました…
留学男がその旨を先生に電話したら、(当然のことながら)ビオフェル等の整腸剤は飲まないで!悪いのを出し切ってしまわないといけないから!と。
いや、わかっているけど、結構しんどいよね
その日から、ちっちと留学男も養生食に…。

今回の件で成程な~と思ったのは、嘔吐が止まらなかったこちっちに制吐薬ではなくPPIを飲ませる、という発想
原理を考えると間違いではなく、今回の場合、手持ちの薬で状況改善する事を考えたらこの手段しかなかったのだけど、PPIは市民権を得ているな~とつくづく思ったよ。
勉強になりました

2013-01-31 02:24




お久しぶりです。胃腸風邪はお疲れ様でした。我が家も年末にやりましたよ。例にもれず家族一周しました。
日本では経口補水液をちびちびというのがスタンダードですが、アメリカでは胃薬なんですね。ファミリードクターが夜でも対応してくれるのは頼もしいなぁ。日本は看護師さんの電話相談です。とにかくちっちさん一家が元気になってよかったです。


ひろこさん

お久しぶりのコメント、有難う
ひろこさんもお腹の風邪かかったんだね、ベビちゃんもかかったのなら、大変だったんじゃないかな?
皆さん既に快復されていると思うけど、家族でかかると大変だよね
今回ここで流行ったこの風邪は質が悪くて、皆予後が悪かったよ。

日本でも電話相談あるんだね
個人的にはアメリカのfamily doctor制は非常にいいと思うよ。
はしご受診して服薬の重複チェックがしにくい、新たな診療科にかかって一から自分の病歴や体質を説明しなくてはいけない、この症状は何科で診てもらうのかわからず、間違った科に行って、うちじゃないですよ、と無駄足踏む、なんてことがないから、理にかなっていると思うよ


メッセージありがとうございます。家族一周と書いたのですが、実はチビ2号は一人だけかからなかったのです。恐るべき移行免疫と母乳のパワー。家族全員びっくりしました。チビ2号はお姉ちゃんからエンドレスで風邪をもらっていますが、鼻水と軽い咳ぐらいでぴんぴんしています。ありがたいです


ひろこさん

チビ2号ちゃん、すごいね
でも、症状が出ないならその方がチビちゃんにもひろこさんにも負担がないからいいよね
日本はまだ寒そうだし、体調に気を付けて下さいね。

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